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モンテ・フェルモの丘の家

 ナタリア・ギンズブルグ(須賀敦子訳)『モンテ・フェルモの丘の家』(河出書房新社)を読みました。池澤夏樹個人編集=世界文学全集

以下、本文より抜粋。
エルサ・モランテ『アルトゥーロの島』/ナタリア・ギンズブルグ『モンテ・フェルモの丘の家』|文学どうでしょう
https://ameblo.jp/classical-literature/entry-11730814682.html

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370-371ページ
「ビーチェ伯母さんのことは、いちばんよく考える。(略)
飼っていた猫をかわいがってほしいとあった。(略)
猫はとりあえず近所の人に頼んでおいて、(略)友人の家に連れて行った。
(略)猫は、そのためにわざわざ買った、屋根の部分がまるくなったバスケットにいれて、その家に連れて行ったのだが、家に入ったとたん、屋根をつたって逃げてしまい、そのままいなくなった。」

375ページ
「あなたの書いてきたこと、ぜんぶ知ってます。
ビーチェ伯母さんのことも、猫のことも、カリフォルニア・バーのことも。」

377ページ
「ほかの動物が、イヌだってネコだって、ウサギだって、ニワトリだっているじゃないかって、あなたは言いそう。」

444ページ
「 イニャツィオ・フェジツはぼくといっしょに出た。(略)
ネコみたいなところは消えてなくなった。」

 このギンズブルグ作品、初めて読んだが書簡形式なので読みやすかった。
ラクロのように華麗な、諧謔やら逆説やら読み手の知識やキャパを要求するところは特に無い。
何といっても時代が比較的近年?だからね。
と言っても、最初の2,30ページはかなり退屈した。
人が死んだり、渡米したり、喧嘩したり、別れたり、事件が次々に起こって初めて、おお!と目が覚めた。
寝そうになるからね、退屈する内容だと。
後で最初に還って、あ、そうだった、そうなのか、と納得。
登場人物が多いし、書き分けはかなり巧い。どうしても区別がつかない人物もいるけど。

ジョゼッペが主人公、ということだろう。
彼の兄を追ってアメリカに行き、兄の結婚相手のアンヌ・マリーの前夫の娘に赤ん坊がいる。

ジョゼッペの息子のアルベリーコはゲイで、その同棲相手の男と、転がり込んできた金持ちの不良娘。
その不良娘に誰とも知れない男との間にできた子供がいる。
アルベリーコは彼女に何の恋愛感情も無いが、赤ん坊を認知する。
ジョゼッペはその、2人の、アメリカとイタリアにいる赤ん坊をまるで孫のように感じるのだ。
ジョゼッペは小説を書き、アルベリーコは映画の脚本を書く。
ジョゼッペが昔、友人や親類、恋人と共同生活をしていたのが表題の家、というわけ。

…ここまで読み手に分からせる力量が、凄い。


須賀敦子といえば、亡くなられているが、同業者に非常に尊敬されていてコアなファンも多い文学者という印象である。
おんな澁澤龍彦、といったら乱暴すぎるだろうか。


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by stefanlily | 2017-10-18 17:22 | 文学、books(海外) | Comments(0)