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永遠の夫

 ドストエフスキーの「永遠の夫」を借りた。千種堅訳。新潮文庫。
以下、本文より抜粋。
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82p
「『……何もかも亡き妻にそっくりです。』
(略)
彼女は大きな青い目を興味津々とお客のほうに向けたが、無愛想に見ただけで、すぐにまた目を伏せた。(略)
およそ子供らしくない考えもあったのではないか、ヴエリチャーニノフにはそう思えた。(略)
『いいかい、このおじちゃまはね、前にママを知ってらしたんだよ、うちのお知りあいだったの。(略)』
(略)『わたくしのところでは、ナターリヤがですな、(略)教えましたのです。』
(略)顔の輪郭と唇の形はとなると、トルソーツキー夫人に生き写しだった。」
 
タイトルロールといっていいトルソーツキーと、その旧友(仇敵?)のヴエリチャーニノフの二人の中年男が主人公である。
リーザという少女が登場するまでは、少々退屈な描写が続く。
相当の家柄であるザフレビーニン家の、ナージャという十五歳の少女に求婚するので、彼らを訪問するのに付き添って欲しいなどというトルソーツキーの要望に、ヴエリチャーニノフは渋々従う。

難解な「罪と罰」や「カラマーゾフの兄弟」に比べて、ずっと読みやすい。というか、そちらは未読なのだが。有名作家たちが「罪と罰を読まない」だったか、対談集を出していたのを目にしたことがある。読み上手の人でさえ、そうなのか。
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マリー・アントワネット (KCデラックス モーニング)

惣領 冬実 / 講談社


山猫珈琲 下巻

湊 かなえ / 双葉社


by stefanlily | 2016-12-25 16:56 | 文学、books(海外)