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脂肪の塊/ロンドリ姉妹

 「脂肪の塊/ロンドリ姉妹  モーパッサン傑作選」を借りた。太田浩一 訳。光文社。
以下、収録作品。

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「聖水係の男/冷たいココはいかが!/脂肪の塊/マドモワゼル・フィフィ/ローズ/雨傘/散歩/ロンドリ姉妹/痙攣/持参金」
 光文社からは海外文学の飜訳というか新訳が多く出ている。
新潮文庫から多くの名作海外文学が消えた?ので、頼もしい限りである。
 やはり、「脂肪の塊」が傑出している。
訳者によっては「ブール・ド・スュイフ」という原題のままにしてあることも。
「ロンドリ姉妹」も大変に面白かった。
そう貧しい出自ではないが、何をしているのか良く分からない娼婦的で魅力的な若い女、ということでほぼ同時期に読んだ「マノン・レスコー」に共通するものがある。
ただし、モーパッサンの「ロンドリ姉妹」のほうがコメディじたてというか、暗いお話ではなく、さらっと読める。
フランチェスカという女性は、ブリジッド・バルドーかクラウディア・カルディナーレと思って読んでいた。
貴族の紳士を魅了しながらもハハハッと品悪く笑って顰蹙を買う女。
ヴィスコンティの「山猫」の一場面のように。

モーパッサンがフローベールに師事しているということで、師匠であるフローベールにも興味を持った。
「脂肪の塊」について、「一人の書き損じもない」と師匠は絶賛する。
彼らが自らの創作に律するのは、詳細な描写を積み重ねていくこと。
たとえば、三人の兵士が物語に登場するならば、読者がその三人を正確に誰が誰なのか見分けがつくような描写を心がけよ、と。こういった姿勢を貫く作家の作品が面白くないわけがなかろう。
「ボヴァリー夫人は私だ」か…あれ?
三島由紀夫の「サド侯爵夫人」のあの台詞、元ネタはフローベールなのかも。

「赤と黒」も久々に読み返したが、奥様がジュリアンに下着を買ってあげたく思う場面がある。
それが女中への嫉妬(下着の数が少ないので洗濯を頼む回数が増える)がきっかけになっているのだが、あれれ。
三島がスタンダールにも影響を受けているのだが、似たような設定が「愛の渇き」にあるのですね。
下着ではなくて靴下でしたが。
「愛の渇き」の風呂の栓を抜く場面あって、それが秀逸。
これも女中への嫉妬があってね。
入浴の度に思い出すのだなあ。

横溝正史の映画やドラマをNHKBSが放送している。
「獄門島」の長谷川博巳版が、テンポが速くて面白いけど、まるで違う作品のようだった。
長谷川さんの演技が「百舌」のときのトンデモ演技と似ていて、横溝というよりはドストエフスキーを舞台化した作品みたいだったなあ。
市川昆監督のも久々に見たけど、司さんの役柄の出番を増やすためか、お遍路の場面とか、野村芳太郎監督か!
横溝の後輩、松本清張の「砂の器」みたいだな。あちらは原作に無い脚色演出がうまくいっているのですが。

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フローベール ポケットマスターピース07 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)

ギュスターヴ フローベール / 集英社


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by stefanlily | 2016-11-21 17:00 | 文学、books(海外) | Comments(0)