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ヴェニスに死す

トーマス・マンの「ヴェニスに死す」を借りた。実吉捷郎訳。
以下、本文より抜粋。
「 しかしアッシェンバッハは、その男にいくらか余計注意してみるやいなや、この青年がにせものなのを、一瞬の驚愕とともに認めた。彼は老人である。(略)
e0295821_16154247.jpg




ぞうっとしながら、アッシェンバッハは、その男の様子と、その男が友人たちと相伍している有様とを見守っていた。彼が老いているのを、(略)はでななりをしているのを、(略)彼らは知らぬのであろうか。」
「 家庭教師かお相手かと見える婦人に監督されながら、(略)十五から十七ぐらいまでらしい若い娘が三人と、十四ばかりの髪の長い少年がひとりとであった。(略)アッシェンバッハはその少年が完全に美しいのに気づいた。(略)さらに目についたのは、この姉弟の服装や一般的なしつけの標準になっているらしい、(略)明らかに根本的な対比だった。三人の少女たちのこしらえは――(略)厳格で貞潔だった。(略)彼は、見守っているアッシェンバッハのほうへなかば横顔を見せながら、(略)肩ひじを籐椅子の腕について、(略)なげやりなしとやかさという姿勢で、(略)坐っていた。(略)甘やかされた秘蔵児なのだろうか。(略)
 家庭教師が、ようやく立ちあがる合図をした。(略)彼女は(略)おじぎをした――灰白色の衣裳で、真珠の飾りをふんだんにつけたひとりの大柄な婦人が、ロビイに入ってきたときに。(略)
姉弟たちは急いで立ちあがった。彼らは、接吻するために、母親の手の上に身をかがめた。(略)」
アッシェンバッハは、(略)じっと見とれたなり、その一団を見送っていたのだった。」
 まともに読んだのは、今回が初めてである。名作の誉れ高いヴィスコンティ監督の映画も、TVで何回か放送していたときに、なんとなく見ていた印象である。
なんという完璧な、アッシェンバッハとタッジオ少年の出会いの場面であろう。
私は、ビョルン・アンデルセンのことはまるで興味が無いのだが、ヴィスコンティはよくぞ彼を見出したもものだ。ダーク・ボガードというと、他に「地獄に堕ちた勇者ども」と「愛の嵐」にも重要な役で出演している。たとえば、ピーター・オトゥールは「アラビアのロレンス」が、アンソニー・パーキンスは「サイコ」が代表作と言えるのだろうが(ある意味で「呪われた代表作」とも言えるかも)、ダーク・ボガードのように
全く違ったタイプの役柄と作風の映画で三本も、出演している俳優もそう居ないと思う。
シルバーナ・マンガーノの貴婦人姿も上品で権高で美しかった。家庭教師と姉娘たちの女優のことはまるで覚えていない。ボガードと、マンガーノと、ビョルンの絶妙のアンサンブルがこの小説から匂いたってくるようだ。トーマス・マンが後世の、広大な敷地を所有する貴族でもある監督を指名したかのように。
そして、ラディゲの「肉体の悪魔」やラクロの「危険な関係」よりも、強く感じたのが…三島由紀夫が代筆したかのような。
勿論、そんなことはないのだが、かなりトーマス・マンに影響を受けているのだということがこの作品で分かった。
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http://ameblo.jp/classical-literature/entry-11562885999.html
http://www5b.biglobe.ne.jp/~michimar/hon2/006.html

ヴェネツィアに死す (光文社古典新訳文庫)

トーマス マン / 光文社


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by stefanlily | 2016-09-27 14:59 | 文学、books(海外)