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三田文学名作選

 三田文学名作選を借りた。
 以下、公式HPより目次の抜粋。
「 〈グラビア〉 表紙で見る『三田文学』の100年/
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「小説 『普請中』 森鴎外/『朱日記』 泉鏡花/『朝顔』 久保田万太郎/『山の手の子』 水上瀧太郎 /
『颷風』 谷崎潤一郎 /『奉教人の死』 芥川龍之介 /『喉の筋肉』 小島政二郎 /『海をみに行く』 石坂洋次郎 『鯉』 井伏鱒二 /『煙草密耕作』 大江賢次 /『売春婦リゼツト』 岡本かの子
『村のひと騒ぎ』 坂口安吾 /『払暁』 上林暁 /『夜』 高見順 /『争多き日』 中山義秀
『暗い血』 和田芳恵 /『或る[小倉日記]伝』 松本清張 /『谷間』 吉行淳之介/『押花 』野口冨士男
『アデンまで』 遠藤周作 /『キリクビ』 有吉佐和子 〈評論〉 『日本浪曼派のために』 保田與重郎 /
〈戯曲〉 『ぽーぶる・きくた』 田中千禾夫 /『熊野』三島由紀夫
〈詩歌〉『一私窩児の死』 堀口大學 /〈随筆〉 『独逸の本屋』 森茉莉 /〈追悼〉 『折口信夫氏のこと ――折口信夫追悼』 三島由紀夫」

 以下、森鴎外「普請中」より抜粋。
「渡辺参事官は歌舞伎座の前で電車を降りた。
 雨あがりの道の、ところどころに残っている水たまりを避けて、木挽町の河岸を、逓信省の方へ行きながら、たしかこの辺の曲がり角に看板のあるのを見たはずだがと思いながら行く。
 人通りはあまりない。役所帰りらしい洋服の男五六人のがやがや話しながら行くのにあった。それから半衿はんえりのかかった着物を着た、お茶屋のねえさんらしいのが、なにか近所へ用たしにでも出たのか、小走りにすれ違った。まだ幌ほろをかけたままの人力車が一台あとから駈け抜けて行った。
 果して精養軒ホテルと横に書いた、わりに小さい看板が見つかった」
   以下、 岡本かの子「売春婦リゼツト」より抜粋。
「売春婦のリゼットは新手を考えた。彼女はベッドから起き上りざま大声でわめいた。
『誰かあたしのパパとママンになる人は無いかい。』
 夕暮は迫っていた。腹は減っていた。窓向まどむこうの壁がかぶりつきたいほどうまそうな狐色に見えた。彼女は笑った。横隔膜を両手で押さえて笑った。腹が減り過ぎて却っておかしくなる時が誰にでもあるものだ。
 廊下越ごしの部屋から椅子直しのマギイ婆さんがやって来た。
『どうかしたのかい、この人はまるで気狂いのように笑ってさ。』  リゼットは二日ほど廉やす葡萄酒ワインの外は腹に入れないことを話した。廉葡萄酒だけは客のために衣裳戸棚の中に用意してあった。マギイ婆さんが何か食物を心配しようと云いい出すのを押えてリゼットは云った。」

坂口安吾の『村のひと騒ぎ』 より抜粋。
「その村に二軒の由緒正しい豪家があつた。生憎二軒も――いや、二軒しか、なかつたのだ。ところが、寒川家の婚礼といふ朝、寒原家の女隠居が、永眠した。やむなく死んだのであつて、誰のもくろみでもなかつたのである。ことわつておくが、この平和な村落では誰一人として仲の悪いといふ者がなく、慧眼な読者が軽率にも想像されたに相違ないやうに、寒川家と寒原家とは不和であるといふ不穏な考へは明らかに誤解であることを納得されたい。
 寒原家の当主といふのは四十二三の極めて気の弱い男であつた。この宿命的な弱気男は母親が息を引きとるとたんに、今日は此の村にとつてどういふ陽気な一日であるかといふ気懸りな一事を考へて、よほど狼狽しなければならなかつた。つまり、ひどく担ぎやの寒川家の頑固ぢぢいを思ひ泛べてゴツンと息をのんだのである。 」

芥川龍之介の「奉教人の死」より抜粋。
「 たとひ三百歳の齢を保ち、楽しみ身に余ると云ふとも、未来永々の果しなき楽しみに比ぶれば、夢幻の如し。

―慶長訳 Guia do Pecador―

善の道に立ち入りたらん人は、御教みをしへにこもる不可思議の甘味を覚ゆべし。

―慶長訳 Imitatione Christi―


 去んぬる頃、日本長崎の「さんた・るちや」と申す「えけれしや」(寺院)に、「ろおれんぞ」と申すこの国の少年がござつた。これは或年御降誕の祭の夜、その「えけれしや」の戸口に、餓ゑ疲れてうち伏して居つたを、参詣の奉教人衆が介抱し、それより伴天連の憐みにて、寺中に養はれる事となつたげでござるが、何故かその身の素性すじやうを問へば、故郷は「はらいそ」(天国)父の名は「でうす」(天主)などと、何時も事もなげな笑に紛らいて、とんとまことは明した事もござない。なれど親の代から「ぜんちよ」(異教徒)の輩ともがらであらなんだ事だけは、手くびにかけた青玉あをだまの「こんたつ」(念珠)を見ても、知れたと申す。されば伴天連はじめ、多くの「いるまん」衆(法兄弟)も、よも怪しいものではござるまいとおぼされて、ねんごろに扶持して置かれたが、その信心の堅固なは、幼いにも似ず「すぺりおれす」(長老衆)が舌を捲くばかりであつたれば、一同も「ろおれんぞ」は天童の生れがはりであらうずなど申し、いづくの生れ、たれの子とも知れぬものを、無下むげにめでいつくしんで居つたげでござる。」

 長崎市のどの辺りかなあ、菊池寛と芥川が来た事あるらしいけど。
三田文学といっても、慶応卒ではない作家も多く収録。
 驚いたのは、和田芳恵 の「暗い血」が 松本清張 の「距離の女囚」に似ているということ。
というか、逆だと思う。清張が和田芳恵 の作品に影響を受けたのではないか、ということ。どちらも面白いけどね。
 谷崎潤一郎の『颷風(ひょいふう)』 がなかなか、凄い。
主人公の美青年というのは、まさかご本人がモデルとは思えないけど、うん?芥川じゃないよね!?
だとしたら!?意地悪だなあ、こんなふうに書いて。
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by stefanlily | 2016-08-16 15:35 | 文学、books