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ポール・セロー「ワールズ・エンド」

 ポール・セローの「World's End and Other Stories」は 村上春樹飜訳ライブラリー。
以下、目次。

ポール・セロー「ワールズ・エンド」_e0295821_175448.jpg




「ワールズ・エンド(世界の果て) World's End/文壇遊泳術/サーカスと戦争/
コルシカ島の冒険/真っ白な嘘 White Lies/便利屋/あるレディーの肖像/ボランティア講演者/緑したたる島/ 訳者あとがき」
「文壇遊泳術」より、抜粋。原題は”Algebra”
42ページより。
「 彼はハウレッツをいう出版社に入社したばかりだった。
彼はときどき僕をパーティーにつれていってくれたが、(略)
彼は僕に対して、お前は出版関係の自分の友人たちにひきあわせるには知性が足りないし、(略)本物の作家たちのそばには寄せないようにしていた。
『これはマイケル・インソール、友人です』と彼はみんなに紹介したが、自分が僕のアパートの部屋に転がり込んでいることなんてひとことも口にしなかった。(略)
あるパーティーで僕は小説家でもあり批評家でもあるサー・チャールズ・ムーンマンと話をしていた。
『ところで、君は何の仕事をしておるのですか?』
(略)
『一応作家のはしくれです』と答えてしまった。」

 随分まえに「モスキート・コースト」を見たが、主演のハリソン・フォードが正直、ミス・キャストではないかと思った。同じような父親像を演じた「愛と宿命の泉」のジェラール・ドパルデューと比べても(映画の出来も併せて)、力量の違いは明白である。
二本立て(当時!)同時上映が、確か「ホテル・ニューハンプシャー」の豪華若手(当時)俳優陣で、素晴らしいアンサンブルだった。
そちらを先に見てしまったから尚更、印象が悪かったのだが。
父親が理想家で家族を巻き込む、という点では同じなのだけど。
しかし、父を尊敬しつつも、「父さん、それは違うよ」と言いたくても言わない、冷静な視点の息子を演じたリヴァー・フェニックスが素晴らしかった。
その後の彼の活躍も期待どうりだったのに、早世したのは周知のとおり。
で、今になってポール・セローの作品にお目にかかるとは…。
いや、春樹さんが推している作家ということは知ってはいたけど。
今頃になって海外名作全集に編纂されるような作家を少しずつ再読、あるいは初チャレンジしている状況。
そして、春樹さん飜訳の作品にもトライ。
 
若い方々に言いたいのだが、世界的な長篇の名作は、若いうちに読んだ方がいいよ、ということ。
ドストエフスキーもトルストイも、まともに読んだことがない。
映画やドラマなどで、それらしきもの(インスパイアされた後続の作品群を含めて)に接したことがある程度。
チェーホフの短編ならば何とか読めるかなあ、という有様である。
飜訳物の長篇を読むのはそれなりの覚悟が必要だから。
 海外ミステリー初心者として、「わらの女」から始めて、しばらくして「郵便配達は二度ベルを鳴らす」と「幻の女」と突き進んだのはいいのだが。
それから先に行くかというと、ミステリーファンの先達の方々、期待しないでくださいね。
 以前、竹宮恵子先生が「ブラッドベリはSFの入口で止まっているから、嫌い」と言っておられた。
最初に好きな作家と認識したのが、小学生の時に子ども向けに編集された怪人二十面相や明智小五郎のシリーズだった。
そこから、横溝正史にいって随分後になって松本清張に…だからやはり、「入口で止まっている」のだね。
ジョイスの「ユリシーズ」やプルーストの「失われた時をもとめて」などの大山脈があることは認識してはいても、気がつかないフリをしているのだもの。
読まなくてはいけない作品は沢山ある!

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ワールズ・エンド(世界の果て) (村上春樹翻訳ライブラリー)

ポール セロー / 中央公論新社


by stefanlily | 2016-06-18 17:08 | 文学、books(海外)