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ぼくが電話をかけている場所

 レイモンド・カーヴァーの「ぼくが電話をかけている場所」をなんと、ハードカヴァーで所持していたことに最近になって気がついた。村上春樹訳。中央公論社。定価で880円という値段にも驚く。発行者は嶋中鵬二、伝説の編集者だ。落田謙一の装丁も素晴らしい。
以下、収録作品。
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「ダンスしないか?(Why Don't You Dance?)/出かけるって女たちに言ってくるよ(Tell the Women We're Going)/大聖堂(Cathedral)/菓子袋(Sacks)/あなたお医者さま?(Are You a Doctor? )/ぼくが電話をかけている場所(Where I'm Calling From)/足もとに流れる深い川(So Much Water So Close to Home)/何もかもが彼にくっついていた(Everything Stuck to Him)/訳者あとがき」
 以下、WIKIより抜粋。
「1983年7月25日発行、184ページ、
日本で最初に翻訳出版された短編集で、作品のセレクトと翻訳は村上春樹が行っている。1983年刊行。
1988年5月に本国で出版された、37編から成る精選作品集『Where I'm Calling From: New and Selected Stories』と本書は別のものである。」
 あとがきを見たら、当時の春樹さんはカーヴァーの経歴についてはよくご存知ではない。名物編集者ゴードン・リッシュについても言及していない。
図書館より借りてきた「村上春樹 飜訳ライブラリー」には、一つ一つの短編(長編をついぞ、書かなかった作家である)に対して懇切丁寧な解説を書いている。ポール・セローの「ワールズ・エンド」では、そうではないのだ。
 この短編集のなかで「出かけるって女たちに言ってくるよ」は、大変ショッキングな内容である。
その衝撃の場面には触れないが、1983年版と、2010年に初版が発行された「ビギナーズ」収録版との春樹さんの飜訳を比較してみる。
1983年版の一部を抜粋。
「 ビルとリンダが結婚した時、ジェリーが花婿の付添人をつとめた。披露宴は当然ドネリイ・ホテルで行われた。ジェリーとビルは二人で悪ふざけしてはしゃぎまわり、腕ぐみをし、パンチ酒をがぶ飲みした。しかしそんな幸せのまっただ中で、ビルはふとジェリーの顔を見て、二十二歳にしてはあまりにも老けすぎているなと思った。」
同じ箇所の2010年版。
「 ビルとリンダが結婚したとき、ジェリーが当然ながら花婿の付き添い役をつとめた。披露宴はドネリイ・ホテルで行われた。まるで昔に戻ったみたいだった。ジェリーとビルは二人で悪ふざけしてはしゃぎまわり、腕組みをして、パンチ酒を一気飲みした。しかしそんな幸せのまっただ中で、ビルはふとジェリーの顔を見てずいぶん老けたなと思った。二十二歳にはとても見えない。」
 なるほど。「当然ながら」が「披露宴会場」ではなくて、「花婿の付き添い役」に係っている。それだけでジェリーとビルという二人の男の関係性が分かる。小さいようで、重要な変更である。
「まるで昔に戻ったみたいだった。」が原文にあるのかどうか、原文を探しきれなかったので分からない。
「Where I'm Calling From」など、他の作品の原文は探せたのだが、やはり”Tell the Women We're Going”は衝撃的な内容だからだろうか。
 カーヴァーを私に薦めてくれたのは、東京の大田区に住む一歳下の女性Tさんであった。
当時、文通(古いなー…)していたのだが、大変知的でカッコいい、とんがった人で、彼女が薦める映画、音楽、文学ならば間違いがない、とそのチョイスを信頼していた。サリンジャーが好きなら、アラン・シリトーがいいよ、だとか。
デヴィッド・ストーリーやジェローム・K・ジェロームもTさんに教えてもらった。
その後、ホールデン・コールフィールドやザ・スミスに心酔する少年に、Tさんの受け売りで「長距離ランナーの孤独」を薦めたら、気にいったようだった。

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夏目漱石―決定版 (新潮文庫 (え-4-2))

江藤 淳 / 新潮社


by stefanlily | 2016-06-08 17:25 | 文学、books(海外)