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本のまくら11

下記のア~オの小説、随筆の冒頭部分(まくら)と、作家、作品名を組み合わせて下さい。
作家名 1 円地文子 2 久生十蘭  3 宮本百合子 4 久坂葉子 5 高見順
作品名 A 「三月の第四日曜」B 「港町風景」 C 「母子像」 D  「故旧忘れ得べき」E  「なまみこ物語」
ア 「 Should auld acquaintance be forgot, And never brought to min’?  Should auld acquaintance be forgot, And auld lang syne? Robert Burns 第一節  そろそろ頭髪をからねばならぬと思ひついてから半月経ち、かうボサボサに成つてはどうしても今夜こそはと固い決心をしてからでも、尚三日ばかり経つて漸くのことで、躑躅の盆栽を沢山並べたその理髪店の敷居を小関は跨ぎ得た。」
本のまくら11_e0295821_18451236.jpg





イ 「 進駐軍、厚木キャンプの近くに聖ジョセフ学院中学部の初年級の担任教諭が、受持の生徒のことで、地区の警察署から呼び出しを受けた。」

ウ 「 お彼岸がすぎたといってもまだゆふぐれあたりからぐっと冷えこんでくる波止場近くの道を、私はひとり小さなスーツケースをさげて歩いてゐた。夜の九時に出帆するといふ高松行の船を待つため、東海道を混んだ汽車に揺られて今先刻、神戸へ下車したのである。」

エ 「 序章   バジル・ホール・チャンバレン博士のことを幼い頃『チャンバレンさん』という名で私は知っていた。勿論その人を見たわけではなく、父の会話の間に『チャンバレンさん』という名の挿まるのを聞き覚えたのである。」

オ 「 コト。コト。遠慮がちな物音だのに、それがいやに自分にも耳立って聞えるような明け方の電燈の下で羽織の紐を結んでしまうと、サイは立鏡を片よせて、中腰のままそのつもりでゆうべ買って来ておいたジャムパンの袋をあけた。」
本のまくら11_e0295821_18452891.jpg

by stefanlily | 2012-11-28 18:46 | 本のまくらQUIZ | Comments(2)
Commented by クリボー at 2012-12-08 02:34 x
クイズはわかりましぇーんが、写真とニャンコと日本文学がうまく組み合わさって、独特の世界観ですね。日本を感じます。ニャンコかわゆい(*^_^*)
Commented by スージーリリー at 2012-12-09 16:17 x
クリボー様,ありがとうございます、ーー写真と文学の強引なコラボ、褒めていただき、嬉しいです、ーー久生十蘭お勧めですよ